ずっと映画のことを考えている

旧「Editor's Record」(2023.2.28変更)

「孤独なふりした世界で」リード・モラーノ

戦争や災害など歴史に刻まれることの多くは悲劇だ。そうした悲劇から、あるいは、悲劇にまつわる死者の記憶から、残された者は、目を背け、耳を塞ぐのではなく、苦しみや悲しみを、もがきながらも受け止めなければ前へ進めない。そんな過去・現在・未来への向きあい方を暗示する観念的なSF映画。どんなに過去を消し去っても、その積み重ねの先に現在があり、未来がつながっていくのだ。

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