歴史を知れば知るほど、悲しみと絶望の果てに多くの血や涙が流され、今があることを思い知らされる。映画の父、D・W・グリフィスが白人を英雄視した「國民の創生」と、あえて同じタイトルがつけられた本作が、強烈に、執拗に描くのは、差別され、虐げられた人たちの視点で語られるもう一つの歴史だ。それにしても、綿花畑や教会で歌われる黒人霊歌の崇高さたるや! いつも魂を奪われる。
歴史を知れば知るほど、悲しみと絶望の果てに多くの血や涙が流され、今があることを思い知らされる。映画の父、D・W・グリフィスが白人を英雄視した「國民の創生」と、あえて同じタイトルがつけられた本作が、強烈に、執拗に描くのは、差別され、虐げられた人たちの視点で語られるもう一つの歴史だ。それにしても、綿花畑や教会で歌われる黒人霊歌の崇高さたるや! いつも魂を奪われる。