ずっと映画のことを考えている

旧「Editor's Record」(2023.2.28変更)

「ライオンは今夜死ぬ」諏訪敦彦

ゴダールトリュフォーと並び、ヌーヴェルヴァーグの代名詞といえるジャン=ピエール・レオーの、まさしく映画を生き抜いてきた圧倒的な存在感! 本人を投影するような、死を演じることに苦悩する老俳優の、身振りも、手振りも、その話し方も、それらすべてがまるで伝説のようにそこに存在している。そして、初めて映画を「発見」する子供たちの瑞々しい感性との共鳴、そして、あの傑作「ママと娼婦」のイザベル・ヴェンガルテンとの46年振りの共演も。嗚呼、すべてが奇蹟のようにきらきらと全編に納まっている!

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映画『ライオンは今夜死ぬ』公式サイト