絶対的なものなど何ひとつない。高尚と低俗、賢明と愚劣、尊敬と軽蔑は、いずれも紙一重。このアルゼンチンとスペインとの合作で生まれた映画は、決して一面で捉えることのできない人間の多面性、複雑な感情のひだを炙りだし、人生は喜劇であり、と同時に、悲劇であることを思い出させる。南米映画、恐るべし。
絶対的なものなど何ひとつない。高尚と低俗、賢明と愚劣、尊敬と軽蔑は、いずれも紙一重。このアルゼンチンとスペインとの合作で生まれた映画は、決して一面で捉えることのできない人間の多面性、複雑な感情のひだを炙りだし、人生は喜劇であり、と同時に、悲劇であることを思い出させる。南米映画、恐るべし。