ずっと映画のことを考えている

旧「Editor's Record」(2023.2.28変更)

「家族の灯り」マノエル・ド・オリヴェイラ

観始めてからしばらくの間、なんのこっちゃわからず、つまらないなぁと思う映画ほど、いつまでも頭から離れない作品は多い。105歳のオリヴェイラ監督が描く、ほとんど画面が変わらない会話劇は、家族とはなにか、貧しさとはなにか、欺瞞とはなにか、人生とはなにか、ということを、ぼんやりと灯るランプの光の中で、静かに静かに問いかけてくる。

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家族の灯り | ポニーキャニオン