ずっと映画のことを考えている

旧「Editor's Record」(2023.2.28変更)

「ディーン、君がいた瞬間」アントン・コービン

ジェームス・ディーンの魅力は、何といってもその「憂い」にある。愛されることへの渇望、スターであることの苦悩、いわば「理由なき反抗」は、一人の人間としての彼自身の謂いでもあった。「急いで生きないと。死に追いつかれないように」という言葉を遺し、その言葉通り早世した彼の「伝説」になる直前の運命の出会い。こんな映画を観ると人生はすべて必然であるように思えてならない。


映画『ディーン、君がいた瞬間(とき)』公式サイト