お正月休みの最終日だった昨日、待ちに待った井上有一の回顧展を観るため、金沢21世紀美術館へ。「書の鬼」であった彼の作品は、どれもエネルギーに満ちており、さまざまな感情を発露しながら、観る者に猛然と迫ってきた。なかでも「母」は壮絶だった。「ちょうど老いた母の顔のように、この文字の中に数千年のしわを見る」とは、彼が記した文章「文字を拝むということ」の一節。展覧会は3月21日(月)まで。ちなみに写真は購入したポストカードからの「花」です。
新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
金沢21世紀美術館 | 21st Century Museum of Contemporary Art, Kanazawa.