ずっと映画のことを考えている

旧「Editor's Record」(2023.2.28変更)

「SWITCH」No.309「山田洋次 映画という夢に出会うために」

ここ数年の山田洋次監督の作品はまるでどれもが遺作のようだ。「伝えておかねばならない」という使命感からか、なにか鬼気迫るものがあり、一作一作、とても丹念に撮られている。新作「母と暮せば」は、彼が幾度となく描いてきた、戦争と母子がテーマ。気がつくと「実体験」としての戦争を、映画で語れる監督は、山田洋次くらいしかいなくなった。いつか「男はつらいよ」シリーズ全48作を一作目から順番に観たいと思っている。


SWITCH Vol.33 No.12 山田洋次 映画という夢に出会うために