ずっと映画のことを考えている

旧「Editor's Record」(2023.2.28変更)

「ローマの教室で 我らの佳き日々」ジュゼッペ・ピッチョーニ

現実の中で起こる問題のほとんどは解決されることがない。解決されることはないけれど、人と人が交わり合い、やがて、時間が積み重なって、それが人生の豊かさとなっていく。教師と生徒。年齢や立場が違っても、同じように脆さや弱さをもった人間同士なんだ、という当たり前のことを気づかせてくれる、しみじみと良い映画だった。


http://www.roma-kyoshitsu.com/theater.html