ずっと映画のことを考えている

旧「Editor's Record」(2023.2.28変更)

「誰よりも狙われた男」アントン・コービン

映画「カポーティ」を観たときの衝撃は忘れられない。俳優が、実在の人物の、その本人よりもリアルにスクリーンに存在することがあるなんて、心底びっくりした。そんな、10年、否、100年に1人の天才、フィリップ・シーモア・ホフマンの最後の主演作となってしまった作品。この映画は、彼の一挙手一投足に、ただただ酔いしれるに限る。なんとも表現できない「魂の叫び」が炸裂するラストシーンは、もはやすでに伝説となってしまった。


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