ずっと映画のことを考えている

旧「Editor's Record」(2023.2.28変更)

「闇のあとの光」カルロス・レイガダス

映画という枠組みを超えた、何か得体の知れないものに触れる貴重な体験。そこに映しだされる映像に、物語や意味を見いだすのではなく、ただ身を委ねることで、理屈じゃなく、感覚的に「世界」を知りえるような映画が存在する。噂に聞くメキシコの鬼才カルロス・レイガダスを初見。神も、悪魔も、性も、暴力も、タブーをものともせず、撮りたいものを撮りたいように撮る。映画の新たな可能性を切り拓くのはいつもそんな自由な精神だ。


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