ずっと映画のことを考えている

旧「Editor's Record」(2023.2.28変更)

「かしこい狗は、吠えずに笑う」渡部亮平

たわいもない日常にある、楽しさや、喜び、怖れ、せつなさ、悲しみ、狂気のようなものをフィルムに焼きつける。それが美しければ美しいほど、その映画は、いつまでも強く記憶に刻まれる。つながっているようで、つながっていない、それぞれに孤独と痛みを抱えた、現代を生きる私たちの物語。制作費150万、自主制作、初監督作品。才能と情熱があれば、それでも映画は傑作となる。思いがけない衝撃の展開に心エグられること必至。やっぱり、映画ってすごいなぁ。


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