2014-07-30 「金沢を歩く」山出保 書籍 木梨憲武は新聞の囲み記事の中で、金沢駅の鼓門について「離れて見たときにこんなに美しい駅はない。こういうチャレンジがすごい」と答えていた。なにを遺して、なにを創るのか。金沢はその判断がとかく難しいまちだけど、著者は20年の長きにわたって、その問題にあらん限りの愛情と情熱で取り組んだことがよくわかる。そして、私が最も強く印象に残ったのは、本書の中で、氏が何かを批判するようなことをまったく書いていないということです。 金沢を歩く