2014-07-17 「安西水丸 青山の空の下」 雑誌 「目立たない仕事の方が好きです」と安西水丸さん。その言葉の通り、彼の作品には「どうだ、すごいだろ」という顕示や、「こう思わせたい」という目論見のようなものが、まったく感じられない。なのに、一瞬にして目を奪われ、その後も、心にひたひた沁みてくる。「品がある」というのは、きっとこういうことだ。どんなイラストレーターもこれだけは真似ができない。センスの塊のようなひとだった。 安西水丸 青山の空の下 « 書籍・ムック | 玄光社