ずっと映画のことを考えている

旧「Editor's Record」(2023.2.28変更)

「ねこのあしあと」中川翔子

一途でがむしゃらで賢いしょこたんが昔から好きだ。一人っ子で鍵っ子。父親と離れて暮らし、おふくろの味(母の手作り料理)をまったく知らずに育った。それでも、家族には溢れんばかりの愛が満ちていることを、彼女は本能的に知っている。見て見ぬふりをしてきた過去に向き合い、自分も、他人も、すべてを赦して、受け入れた。これは自らの力で生きる強さを手に入れた名エッセイ。30回以上は笑って、そして、3回くらい泣きそうになった。


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