ずっと映画のことを考えている

旧「Editor's Record」(2023.2.28変更)

「創作の極意と掟」筒井康隆

小説とはなにか。作家歴60年の筆者が、その圧倒的な知識と経験によって、人生をかけて思索し、体得してきたものすべてを、惜しみなくさらけだした一冊。そこで一貫して心に留められているのが「読み手」の存在であることがとても感動的だった。単なるエッセイだから「気軽に読んでいただきたい」というけれど、書くことを生業とする人間にとってこれは襟を正して読むべきバイブルだ。


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