ずっと映画のことを考えている

旧「Editor's Record」(2023.2.28変更)

「八月の狂詩曲」黒澤明

黒澤明の第29作。二人の老婆が言葉を交わすことなく「会話」をする印象的なシーンがある。また、8月9日を前にしたある日、戦争の被害者である原爆被爆者たちは、ただひたすら黙々とモニュメントを掃除する。沈黙によって気持ちを共有し、思いを語ることもできる。そして、それはとても美しいことだ。