Editor's Record

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「生きる」黒澤明

黒澤明の第13作。志村喬がブランコを漕ぎながら口ずさむ「ゴンドラの唄」の抒情性はもちろん、死を覚悟した彼の「わしは人を憎んでなんかいられない。わしにはそんな暇はない」という揺るぎのない台詞が強烈に印象に残った。独生独死、独去独来。 独りで生き、独りで死ぬ。そのことを悟って初めて、誰かのために生きることができる。さすがの傑作。何度見ても気づかされることがあります。