ずっと映画のことを考えている

旧「Editor's Record」(2023.2.28変更)

「小さな池」イ・サンウ

戦争における最大の悲劇は、主義主張を持たない、罪のない人々の穏やかな暮らしを、一瞬にして奪ってしまうということだ。どんなに大義名分を並べたところで、人が人を殺める戦争という愚かな行為に正義はない。戦争について思うとき、この目を覆いたくなるほど惨たらしい映画を、私は常に思い出すに違いない。それだけの力を持った映画です。