ずっと映画のことを考えている

旧「Editor's Record」(2023.2.28変更)

「キネマ旬報」No.1614「わたしのゆくえ「ヘルタースケルター」」

「女は女に消費されている」という監督・蜷川美花の視点は鋭い。美しさに執着する女性たちをひたすら撮ってきたからこそのリアリティーがある。美しさは男性の欲望ではなく女性の嫉妬によって作られる。そして、嫉妬したが最後、キレイになれば満たされるいう呪縛から逃れることはできない。ともあれ。沢尻エリカがようやく映画に帰ってくる。楽しみです。


キネマ旬報社