2012-04-02 「BRUTUS」No.729「大友克洋、再起動。」 雑誌 大きさも、分厚さも、その装丁からしてただならぬ雰囲気を醸していた「AKIRA」ですが、何よりも、細部にまで描き抜かれた精緻な描写に度肝を抜かれた記憶があります。その圧倒的な画力について「呪術のような、力を込めたい。雲の線一本、建物の線一本引くにも、“雲になれ”“ビルになれ”と念じながら引いてるわけです」と語る大友克洋さん。このカリスマもまた、尋常ならざる執念で、魂のこもった仕事を為してきた天才のひとりです。 Brutus | マガジンワールド