ずっと映画のことを考えている

旧「Editor's Record」(2023.2.28変更)

「SOMEWHERE」ソフィア・コッポラ

父親にとって娘はかけがえのない存在であり、娘にとっても父親はかけがえのない存在である。そんな誰もが知っている当たり前をこんなにも瑞々しくきらきらと描いた映画はありません。自身も偉大な父親を持つソフィア・コッポラがフィルムに焼き付けた素晴らしい人生の一瞬の輝き。全編に漂うこの刹那的ともいえる美しさは彼女の才によるものですね。


ウラハラとわたしとソフィアコッポラ