ずっと映画のことを考えている

旧「Editor's Record」(2023.2.28変更)

「再起」宮嶋茂樹

ある雑誌のグラビアで「本誌を閉じよ、テレビを消せ。そして、東北に自分の足で立ち、自分の目でぜひ見ていただきたい」と彼は書いていた。そして、本書でも「何を撮っても目の前の現実を表現できない。何を撮ってもこの悲劇を伝えきれない。カメラマンになったことを後悔した」と記している。3月12日、彼はすでに東北に立っている。カメラマンは無力であるといいながら、それでもなお、誰よりも早く現場に立ち、シャッターを切り続ける、宮嶋茂樹という人を心から尊敬します。


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