ずっと映画のことを考えている

旧「Editor's Record」(2023.2.28変更)

「しあわせの雨傘」フランソワ・オゾン

かつて、女性解放運動が激しさを増した頃、「ウーマン・リブは、男性を頭から否定し、ヒステリックで、まったくユーモアを欠いています」と批判し、「男性を否定するのではなく、男性が男性の利益のために女性を無視してつくった掟や制度を否定したい」と語ったカトリーヌ・ドヌーヴ。彼女のこの発言にこそ本当の「自由・平等・博愛」の精神が溢れています。男だろうが、女だろうが、何も変わりはありません。たった一度の人生を謳歌することの素晴らしさを説く珠玉のフランス映画です。


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