ずっと映画のことを考えている

旧「Editor's Record」(2023.2.28変更)

「悲しみの歌」遠藤周作

人生のすべてを「正しいこと」と「悪いこと」に割り切ることはできません。にもかかわらず、「正しいこと」に依って立ち、追求し、裁くことが、現代の民主主義のルールです。そのような矛盾したルールの中で、弱く悲しい存在であるはずの人間に、社会ができることは何もないのでしょうか? 30年以上も前の小説ですがいろいろと考えさせられます。

悲しみの歌 (新潮文庫)








遠藤周作 『悲しみの歌』 | 新潮社