ずっと映画のことを考えている

旧「Editor's Record」(2023.2.28変更)

「ダラスの熱い日」デヴィッド・ミラー

レッドパージでハリウッドから追放されてなお、偽名で脚本を書き続けたダルトン・トランボの遺作。アメリカという国を牛耳る得体の知れないものに対する「正当な抗議」が、晩年まで止まることがなかったことに畏敬の念を感じます。「歴史はみんなウソ、去ってゆくものはみんなウソ」という寺山修司の言葉をふと思い出しました。