ずっと映画のことを考えている

旧「Editor's Record」(2023.2.28変更)

2011-05-16から1日間の記事一覧

「乱暴と待機」冨永昌敬

恨みとか、妬みとか、憎しみとか、そういったものを、傷口に塩を塗り込むように抉っていく凄まじさが、本谷有希子の作品にはある。それをユーモアで包み込み(もちろんブラックです)、最後の最後、ほんのわずかに希望を感じさせるところが彼女の才なのでは…